平成27年度 大相撲 五月場所 千秋楽
早いもので、千秋楽。キセが14日目にいい仕事をしてくれたおかげで、白鵬VS伊勢ヶ浜部屋という様相になってきた千秋楽でした。
印象に残ったこと
とりあえず。何度も取り上げているところの、追手風部屋の岩崎今場所も6-1の好成績でした。先場所と同じ相手に負けて全勝を逃すあたりもなかなか味わい深いところですね。
同学年対決は、千代大龍の勝利。思いっきり飛んだのはいいんだけど、なんだんかなあという感じでした。とりあえず(たぶん)帰り入幕おめでとう
琴勇輝VS豊響
押し相撲対決は、突き合いを制して豊響の勝利。なんとか幕内に豊響残れるかな。
千代丸VS旭秀鵬
千代丸さんの今場所の元気のないところを象徴するような相撲。立ち会いで遅れて、押せずにもっていかれる。うーんこれではという感じですね。十両からでなおしになりますか。旭秀鵬はまた来場所に期待。
旭天鵬VS遠藤
とにかく怪我をしないでという祈りのみだった遠藤も結局五勝で千秋楽。本当によく頑張ったと思います。最後もきっちりといい勝ち方でした。来場所傷が癒えれば期待大ですねー。
豪風VS貴ノ岩
勝った方が勝ち越しというなかなかに濃い一番は、豪風がいい当りからベテランらしく相手を巧くコントロールする相撲で勝利。貴ノ岩も陥落やむなしですかねえ。また頑張ろう!
阿露路VS佐田の富士
アムロ二桁をかけての一番でしたが残念。リアル系ゆえの軽量さをつかれると難しいですね。精神コマンドを会得しての来場所に期待(スパロボネタしか出てこなかったでござる)
4敗勢最初の嘉風はガガさんの圧力に屈しましたの巻。ガガさんが揺さぶりに落ちなかったあたりがよかったところですね。負け越しましたが頑張ったと思います。
荒鷲VS玉鷲
攻めたのは終始荒鷲でしたが逆転で玉鷲の勝利。いいところを取ったんですが、詰め切れなかったというところでしょうか。
富士東VS北太樹
北太樹がいい相撲というか、富士東がなんか悪いなあという感じの相撲。また来場所十両からでしょうか。
佐田の海VS安美錦
頭であたりあっての一番は、物言いがつく展開。確かに微妙だなあと思ったら取り直し。また微妙ながら佐田の海の勝利。勝ち越しおめでとうですね。安美錦はまともに引きすぎた感。
徳勝龍VS豊ノ島
負け越したけど、徳勝龍の存在感をだした場所になったんではないでしょうか。照ノ富士倒したのは大きかったですね。
栃ノ心VS誉富士
栃ノ心が千秋楽にらしい力相撲を見せつけてくれました。来場所に期待ですね。
勢VS宝富士
新三役昇進であろうな宝富士と優勝争いにからんでいる勢の楽しみな一番。伊勢ヶ浜勢がきちんと照初優勝の障害を取り除いてる感がありますな、宝富士の勝ち。来場所の新三役が楽しみですね。
魁聖VS逸ノ城
なんのかんので、最後に勝ち越しをかけてるイチノンなのでした。なかなか、爆発力がみられないなあと思いますが。力相撲同士は、逸ノ城がきちんと勝ち越し。四敗がどんどん負けて、最終決戦への準備をしている感さえある。
栃煌山がなんとか勝ち越しという相撲。ただ、相撲自体は栃煌山が攻められながらも、いいおっつけで相手をコントロールできていましたね。さすが
高安VS妙義龍
下から下からの相撲で最初から主導権を握った妙義龍が、小手にまかれながらも勝利。高安は最初に下から押されて起こされると厳しいですね。
照ノ富士VS碧山
本日のメインイベントその一。碧山が絶望的に空気を読まないぶちかましとかで主導権を取ったら面白いなあとか思いましたが、みごとな四つ相撲にもちこみ勝利。いやー強い。
ライバル対決で、毎場所熱戦なんだけど、基本的に大体決着がついた後なので、空気感のあるこの対決。今場所もそうでした。四つにくんでからの攻防もあるいい相撲だったんですが。この二人で決定戦とか見たいんですが、横綱全員がモンゴル里帰りで食べ過ぎてお腹壊すとかしないと無理ですかね。
本日のメインイベントその2。弟弟子のためという思いの日馬富士というところ。立ち会いから白鵬の圧力でこれは、白鵬かと思ったらまさかのもぐりこみ。あそこで、あの動きができるところが、日馬富士の日馬富士というところであろうかと。そして、涙を流す照ノ富士の姿に伊勢ヶ浜部屋の熱い結束を感じました。すばらしい。おめでとう、おめでとう。
インタビューでの笑顔が実に素敵でありました。さて、来場所は新大関になりそうですね。楽しみ楽しみです。