平成27年度 大相撲 三月場所 九日目
深夜場書にて観戦。週末仕事で全然見られなかったあいだに。どんどんいつものことに。
印象に残った取組みとか。
追手風部屋の岩崎は現在3-1。いい感じではないか。
琴勇輝vs佐田の富士
琴勇輝の突き押し相撲は魅力があるなあとか思います。
勢vs千代鳳
勢が巧くかわす感じで勝ったとおもったら、髷掴みで反則負け。ダイジェストだと首に見えたけどなあ。。。
大砂嵐vs豊響
とりあえず、大砂さんの無茶相撲。無茶すぎてこれ負けるだろうと思った瞬間によくわからない、エジプトパワー(怪力)で何とかしてしまう相撲は、上位にどこまで通用するとかのはなしは別として、見ていて楽しいのは確か。とりあえず、怪我しないでね。
臥牙丸vs旭秀鵬
ガガさん連勝中!そして、きょうもガガ押しで7連勝。身体活かすとつよいよー。そして可愛いよ
テンホーさんのなんかよくわからんけど、抱え込んで勝つという、様式美みたいな相撲が決まりましたとさ。
アミーのアミーによるアミーのための土俵。常幸龍が完全にダンスのパートナーのようにコントロールされておりました。相変わらずのナイスインタビュー
徳勝龍vs栃ノ心
栃ノ心は完全に立ち会い負けですね。あそこで、引いてしまうとなあという感じ。頑張れ
逸ノ城vs魁聖
お互い上手取り合ってから、力比べ。巻き替えの応酬なんかもあって楽しかった。解説でも尾車親方が話してましたが、立ち会いの力が足りないのかなあ、そこがついてくればなあと見てて思います
照ノ富士vs妙義龍
いやー。テル強いわーという相撲。身体の強さに加えて、次々と攻めを出すセンス。そして、無理な体勢からつり出す腕力。楽しみ。そして、インタビュー可愛い。
大関対決。やっぱり一瞬のセンスは豪栄道抜群ですよね。底に力強さがつかないのがなあとか。ふと思ったけど、キセと足して二で割ったらちょうどいいのでは、逆に中途半端か。
お見事な金星と同時に、横綱それでいいのかというあれこれ。最後に送り出したときのバレエのごとき一本足立には謎のくせ者美学を感じます。
白鵬vs碧山
ま、予定調和すな。
というわけで、今場所もいつも通りの収束の光景が見えて参りました。まあ、なあ。
平成27年度 大相撲 三月場所 七日目
深夜場所(幕内の全取組み)にて観戦。大関陣のいつもの調子でいつもの結末に収束しつつある感が満載ですが、照ノ富士次第では面白くなりそう。後半戦に息切れしないかどうか。さて。解説は鳴戸(元琴欧洲)でファンとしてはうれしい
押し合いへし合いでよいのでは。響のテープは痛々しい
蒼国来vs荒鷲
スピーディでよし
勢vs阿夢露
アムロ基本私が見てる日負けてる気がします。アムロ、アムロ言い過ぎるのがよくないかもしれんのだが。とりあえず、前傾になって押す形があまり効果的に力を伝えているようには見えんからなあ。
千代丸vs旭天鵬
かわいい千代丸がかわいく勝利。高見山に並ぶのはお預けでした。
大砂嵐vs佐田の富士
やっぱり喧嘩だろうという顔シバキ。これでペース取れれば強いんだけどね
ガガさんがガガボディをいかしたガガ相撲で寄り切りました。とりあえず、北太樹怪我しなくて良かったね。
琴勇輝vs常幸龍
立ち会いで優位に立った琴勇輝が押し切った感じ。相撲は立ち会い。
時天空vs千代鳳
やっぱり一場所に一回ぐらいは、時天空の足技見ないとさみしいよねと言う感じの柔道相撲。千代鳳は見事に引っかかりました。
旭秀鵬vs徳勝龍
思い切った投げで徳さんの勝ち。これもいいかもね
アミーが土俵の全てを知り尽くした動きで、七連勝。身体に土俵の感覚が染みついてるんだろうなあ。そして、現役時代さんざん酷い目にあった鳴戸がそれを解説するという図もなかなか
豊ノ島vs嘉風
とよのん一気に勝利体格が近いとパワーの差が出ますね
宝富士vs魁聖
宝富士がしっかり組止めて勝利。がっちりになると強いですね。それまでが課題かな
誉富士vs佐田の海
佐田の海が一気の相撲で初日。よかった。
栃煌山vs妙義龍
時間を取らないと、トッチー(変換しにくいねん、四股名)の強さが際立つね。
照ノ富士vs栃ノ心
がっぷりからの力比べから、寄り切り。文句なしの七連勝。力でも栃ノ心を完全にもっていくあたり素晴らしい。この形に以下になるかが今後の上位戦のおもしろさかな
逸ノ城vs豪栄道
GADの器用さというか、相手に上手取らせず、巧く巨体の重心をズラしていく実に綺麗な相撲。こういうの楽しいよね。
高安vs琴奨菊
お菊さん一気の出足で勝利。とりあえず連敗止ったのはいいよね
稀勢の里vs碧山
相手を正面にきちんと置けばやっぱりキセは強いですね。がんばれ
あーっとっとという、吉田アナの実況が全てでした。スローで見ると前衛舞踏みたいだわ。
白鵬vs玉鷲
あー。強いっすね。横綱。
【読書】 佐藤賢一 『小説フランス革命 3』
デムーランが扇動した、7月14日のバスティーユ襲撃がとうとうはじまり、革命が一気に始まっていく。そして、ヴェルサイユ行進によってルイ16世がパリに連行され、革命は一気に加速する。
やはり面白いのは、革命の激動の描写と平行して描かれる、憲法制定議会でのミラボーとロベスピエールの対立。
王に絶対的な拒否権を与えようとするミラボーと、それを拒否するロベスピエール。その対立は議会の独断専行、暴走への安全弁としての王の拒否権を政治にシステムとして組み込もうとするミラボーの政治システムへの信頼と、人民の正義=理性を盲進し猛進するロベスピエールの対立であり、
ミラボーの思惑(王を革命の一部としてシステム化しようとする)が、ヴェルサイユ行進(食い詰めた女達の蜂起=民衆の暴走)によってうちくだかれ、我々が歴史から既に読み取りずみの、絶対的な善意が地獄への敷石として置かれていく過程としての、「恐怖政治」への道が読者の脳内に現出するその瞬間の絶望的で絶対的な歴史に対する感覚を生み出すところに、小説として歴史を描く、史劇の快楽はあるのだろうと思ったりする。
【読書】マンガいろいろ
最近読んだもの。感想は追記するかも
ムッタの飛び立ちノ時。積み重ねてきた時間とこれまでの出会い。それら全てを振り返り、そして前に進むような打ち上げの炎。この二つの重なり合いが美しいよね。
妻そして母を失った父娘と、父を失った娘。彼らが料理を一緒につくっていくという形って、それこそ料理というものと一緒だなあと思う。それだけでは、欠けている物を補い合わせて幸せを創るとか。どうか。どうだ?とりあえず、つむぎと小鳥の世界が広がることがどういうことになるかな。
青森の高校を舞台にした相撲マンガ。わりと青春モノ(当然のことながらBLの)テンプレ感ではあるので、相撲の一瞬のぶつかり合いの魅力をどれだけ描けるかが問題よねという一巻。たとえば、バチバチがそのあたりの魅力と、ヤンキー的なテンプレを組み合わせて土俵の上での「バチバチ」を見事に表現した傑作となっていたように。
平成27年度 大相撲 三月場所 五日目
録画観戦。印象に残った取組みなど
正代vs川端
大学同学年のライバル対決。共に早く関取で見たい、いい素材の角界初対決ということで、相撲ファン的にはたまらない一番。正代が付出取れず、川端に追いつこうと頑張ったエピソードとかぐっときますよね。相撲は立ち会いで、さしきれなかった正代に圧力勝ちした川端に軍配。追手風部屋の稽古でも見ているので、川端には愛着あったので嬉しい結果。来場所は十両で見られるかなー
天風vs明瀬山
天風の身体を活かした速攻相撲を見てると十両は一気に行けそうな感じかなあと思います。しかし、尾車部屋の~風シリーズはどこまでいくんですかねえ。(天風はなんとか読めるシリーズですけど)
土佐豊vs石浦
会場の石浦ボードが写し出され人気のほどが伝わってきます。なんか、別の競技やってるんじゃないかという感じの差し手争いや首の決められから、最後は投げの打ち合いで石浦がねじ伏せた感。足の裏いがいが地面についたら負けという相撲の奇妙で儚いルールとだからこその熱戦が見えたので実に楽しかった。
里山vs阿炎
とりあえず今場所の新十両面白いよねシリーズです。まず、阿炎脚ながいよなーと。その脚の長さからかちょっと腰が高くなってしまい、突っ張りをかわされたとき(里山やっぱり巧いよね)脆いという弱点が出てしまったかなとか。
舛ノ山vs千代皇
とりあえず、マスさには怪我直して欲しい。
英乃海vs阿武咲
どうかんがえても初見読めない四股名シリーズの阿武咲。そもそも阿武松部屋が読めんからなあとか。解説もおっしゃってましたが、左の押っつけはいい感じですが、引いてしまって阿武咲の負け。センスと力はすごいよね間違いなく。
大栄翔vs天鎧鵬
がんばれ追手風というわけで、贔屓にしている大栄翔。いい感じで押して攻めましたけど天鎧鵬に主さを活かした我慢勝ちされたという感じ。遠藤と競い合うところまで早くいって欲しいですね。
輝vs若の里
昨日現地で見ましたが、輝の金まわしは綺麗です。若の里との元付け人対決。こういう、関係性も相撲の魅力の一つですね。若の里は差してやっぱり形を作ると強いよねという貫禄勝ち。
中入りは。天風インタビュー
とりあず、四股名を自分で考えてたのと、尾車親方が別の四股名考えてたエピソードに無駄にぐっと来る。(だから、読めるのかとか、そして尾車が「天」を候補にしてたけど「そら」と読ませようとしたあたりに期待を裏切らないスピリッツを感じます)
少年時代のエピソードとして、よく食べた話は欠かせませんな。
千代丸vs臥牙丸
幕内の可愛い対決はガガさんの圧力勝ち。千代丸はもっと下から攻めたかったですかね。
荒鷲vs阿夢露
今日もアムロはあえなく撃墜。そろそろティム・レイ回路が必要ではないだろうか。
豊響vs琴勇輝
豊響の怪我は痛々しいなあとか思うけど、付き押しで一気に持って行くとまだまだって思えますよね。
旭天鵬vs佐田の富士
そろそろ、動いてるだけで拍手をもらえるパンダか山本昌かという領域に達しているのではないかと思わせるレジェンドぶりですが、四連勝してる相手をいつもの取り口でこかせるあたり流石です。
大砂嵐vs蒼国来
大砂嵐。四つで蒼国来のような巧い力士を押さえつけられるようになったので、相撲覚えてきたんだなあと。怪我しないように巧くなって欲しい。
勢vs北太樹
勢いはなかったけど、土俵際の逆転で勢の勝ち。これが、ご当所パワーすかね
遠藤vs松鳳山
うーん。とにかく、遠藤が痛んでしまったのが。怪我が軽いことをとにかく祈るだけ
アミーの身体はホント良く動いてるなーというところ。
この辺で、寝落ち。
とりあえず、三大関トリプル黒星には、うん、知ってたという感慨しかでてこないのでありました。
平成27年度 大相撲 三月場所 四日目
本場所いってきました。朝から行くつもりでしたが諸事情が重なり滑り込めたのは十両の中盤ぐらいから。大体テレビ放送通りの時間ってのが微妙に悲しい。
入ったときいい感じに埋まってきてます。若い人も結構いました。
というわけで、幕内からひとつ。
ガガさんvs千代大龍
黒海からのグルジア力士スキーなのでガガさん押し。らしい押しで勝ててよかった。会場にはグルジアからの応援団もおられましたよかったね。
阿夢露vs佐田の富士
というかアムロやんでお馴染みのアムールですが、好調の佐田の富士のつき押しにあっさり陥落。やはり時代はキャスバルお兄様か。。。。
蒼国来vs千代丸
九重部屋のアイドルっていうかマジまるまる可愛いこと千代丸。蒼国来に巧くまわし取られて寄り切られたけど、マジ可愛いよ。
千代鳳vs豊響
豊響への声援が多いのはやっぱり長くやってるからかなのかなあ。千代鳳が攻めを我慢してしっかりと寄り切り。もう少し出足に力がほしいですよね。
荒鷲vs琴勇輝
琴勇輝の激しい攻めはいいですねー。派手なのはいい!
ここでアイス買う。売り子のお姉様マジ美人
勢vs旭天鵬
両者とも大人気。旭天鵬の苦労がシワになって染み出しています顔と、勢のとりあえずイケメンなら、イロイロ許されるだろう顔の対比に美を見出すとかどうでもいいことをアイス舐めながら考えていたら、いい感じに勢勝利。旭天鵬にまわし取られてもしっかりと出られたのは状態いい印と受け取っていいいよね。
大砂嵐vs北太樹
火鍋専門店の懸賞が三本もかかり社長の名前まで聞かされることに。相変わらずイロイロと謎。相撲覚えてきたというと語弊があるかもしれないけど、しっかりと寄り切った大砂嵐の勝利。
嘉風vs旭秀鵬
嘉風のいつまでたってもベテランらしくならない喧嘩相撲の魅力ですね
誉富士vs常幸龍
元気いい相撲は楽しいよなあとのんびり。これもまたよし
安美錦vs時天空
とりあえずどっちも、隙あればなんかしてやろう感なお二人ですがどこか不器用な正直さが漂う時天空に対して笑顔で背後からつき押しアサシンな安美錦では、いろんな器が違うよねと送り投げで安美錦勝ち。うん知ってた。
松鳳山vs魁聖
どう考えても顔はられた魁聖がマジギレしてた件。強いんだか弱いんだか不明な力士五本指の一角を占める彼ですが今日はアグレッシブでよかった。キレてたけど
豊ノ島vs徳勝龍
鋭い出足で豊ノ島が圧倒。こういうトヨノンもっと見たいです
高安vs栃ノ心
グルジア応援団もヒートアップ。背中のワイルドさなら欧州基準の高安と右手左手の攻防が楽しくついでに逆転刺し違え。いい一番でした。
遠藤vs碧山
永谷園と財宝無双。人気者の証やね。しかし遠藤はホントきれいな身体してるとか。赤いまわしがよく似合う。ナイス下半身な攻めで見事な勝ち
照の富士vs豪風
両者とも謎の可愛い枠ですが、テルさんが抜群の下半身安定度で勝利。強いよね
栃煌山vs豪栄道
影山対澤井やとおっさんは騒ぎたくなるライバル対決。会場からはGADコールやどっちも好きーとの告白(おっさん)が乱れ飛び、立合いを完全に制した豪太郎の勝利。千秋楽まで盛り上げていただきたい!(切実)
妙義龍vs琴奨菊
お菊さんの腰が元気で何よりです。ガブガブ。
稀勢の里vs宝富士
地力を出したら強いんやというところを見せるキセの巻。毎日見たいのよ。
白鵬vs逸ノ城
白黒赤の霧島コンボわかりやすくて好き。横綱の貫禄パワーすごいのでなんとか千秋楽まで皆さんよろしくお願いします。イチのんは立合いで身体を活かしきれてない感がすごいのでなんとかがんばれ
佐田の海vs日馬富士
うまくやりましたねー。という感じ順当ですかね
というわけで、今年初の本場所観戦は終わり。後は千秋楽に行くことになっているので、そこまで優勝がもつれて欲しいんだけど、豪栄道のがんばり次第かなあ。それ次第ではものすごく面白い場所にもなりそうですが。さて。
【読書】 佐藤賢一 『小説フランス革命2』
小説として描かれたフランス革命。第二巻。デムーランの演説から、革命へ繋がる暴動が始まるところまで。デムーランの内面の卑小な、ただ、自らの運命を切り開こうとする語りと革命のすでに定められた悲喜劇へと向かう語り(それには、デムーランの運命も含まれる)のバランスが歴史小説としてのおもしろさを生み出していて楽しめる。ただ、前者の語りに文体的な迫力がいまいちなのでちょっと平板に感じてしまうところはあるなあと、思うのでした。